離婚後の子どもへの影響

1.離婚と子どもの心理

離婚家庭の子どもには成長の面や心理面で問題が起こりやすいとのデータもあるようですので、別居や離婚をどのように子どもに告げるか、細心の注意を払う必要があります。たいてい子どもは親の感情に敏感なもので、生活の中から両親の夫婦状態が悪化していることを感じ取っています。すでに傷ついた心を、実際離婚を告げることで、決定的なダメージを与えることを承知しておかなければなりません。

だいたい子どもというのは、両親の離婚の原因は自分にあると思い込んでしまう傾向があります。子どもに話をするときに大切なことは、夫婦の問題や離婚に関する責任はいっさい子どもにはないということを伝えることです。また、離婚に際して相手の悪口を子どもの前で言うのも好ましくありません、子どもは、どちらの親にも愛着を感じ、どちらの親にも共感するので、お互いから相手の悪口を聞くと、引き裂かれそうな気持になり精神状態が不安定になります

【離婚手続きを始めるときの注意点】

・家庭内の緊張緩和に努め、子どもには親のケンカを見せないこと。
・夫婦が意見の対立をひとまず脇に置いて子どもの幸福を第一に考える。
・離婚の進行状況を常に子どもに知らせ、子どもからも意見を聞くこと。
・離婚の責任は子どもには一切ないことを伝える。

どのようにして、離婚を子どもに理解してもらうかによって、子どもが成長の節目で生じる様々な変化に順応していけるかどうかが決まると言われています。離婚でつらい思いをするのは子どもですが、子どものためだけに、夫婦が一緒にいてもよい結果にはならない場合もあることと思います。大事なことは、配偶者に伝える以上に、子どもに対して、いかに精神的ダメージを与えずに理解してもらえるかということにエネルギーを費やす必要があるということです

2.子どもの不登校問題

離婚家庭だからという理由だけで、子どもの不登校率が高くなる訳ではありませんが、離婚に至るまでの家庭の不和が、子どもの心身の発達に思わしくない影響を与えている一面はあると思われます。問題は離婚そのものより、父母が不仲でケンカばかりしていたり、お互いの会話がほとんどない仮面夫婦だったりすると、子どもはどう対処したらいいか分からずコミュニケーション能力が減退し、自分の殻に閉じこもってしまう可能性があります。

また、子どもの成長には父の父親としての役割、母の母親としての役割、その両方必要だと言われていますが、離婚家庭の場合は一方との関係が切れてしまうケースが多いので子どもの成長にとってバランスが悪くなる可能性もあります。離婚家庭の場合は、母親は場合によっては、父親的な役割を担う必要もあるのかも知れません。 いずれにしても、子どもが不登校にならないためには、日常生活のなかで、自分でできる最低限のことをその年齢に沿ってクリアし、生活自立能力を付けさせるようなルール作りが大切ではないかと思われます。

そのためには、親子で例えば就寝時間や起床時間、帰宅時間、 お手伝いする事などの家族ルールを決め、小さい時からきちんと 守っていく癖を付けていくことも大事ではないかと思われます。 子育ては親の忍耐力にもかかわります。
子どもに「ノー」を言うことは非常にエネルギーがいりますが、 あきらめることなく根気強く接していく必要があると思います

それでも、不登校になり自分の力だけではどうしよもないと 思ったら、早めに児童相談所やスクールソーシャルワーカーなどに相談されることをおすすめします。不登校を解決する には子の心の理解も必要ですが、それ以上に子の学校生活と 家庭生活の関係の調整が必要だと言われています。解決には、 子の発達という視点から心と生活の全般への介入が必要な場合もあります。その際に、不登校の型を見極めて迅速に介入すべき子と、ゆっくり子の成長を見守るべき子とでは、対応の仕方を変えていく必要がありますので注意が必要です。早めに専門家に相談されることをおすすめします。

3.子どもの非行

離婚家庭は両親ともに存在する家庭より、子どもが非行に走る確率が高くなるとのデータもありますが、離婚そのものが原因なのか離婚した親の養育態度が原因なのかは、はっきりしません。非行の原因には学校や友人関係、地域社会など様々な要素が絡み合っていると思われます。離婚家庭のほうが非行に走る確率が高いと言っても極端に高い訳ではないので心配する必要はないと思います。大事なことは、離婚後の子どもとの関わり方にあると思われます。

親から愛されてないと思うと、子どもは自尊感情が低くなり非行に走りやすいとも言われています。
非行に陥らないためには、子どもが孤立していないこと、ルールをはっきり示す存在があること、
そして、子ども自身が「自分には価値がある」と考えられることが大事ではないかと思います

万一、子どもが非行に走り、どう対処したらいいか困った場合には、児童相談所や警察で 実施している 少年サポートセンターあるいはスクールソーシャルワーカー等に相談されて みてはいかがでしょうか。
また、熊本では非行に悩む親たちが集まり、学習会や例会を通して自分たちで非行と向き合う 「雨やどりの会」という市民ボランティア組織もあります

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