離婚しないためには

1.離婚する夫婦の特徴

アメリカの心理学者ゴットマンによると、会話の最中に観察される「批判」「侮辱」「言い訳」「逃亡」を離婚への四つの危険要因だといっています。「批判」は配偶者を責めること、「侮辱」は配偶者をバカにしたり、軽蔑したりすること、「言い訳」は自分が正しく自分の責任ではないことを主張すること、「逃亡」は話し合いを避け、その場から立ち去ってしまうことです。心当たりはありませんか?

「批判」「侮辱」「言い訳」を繰り返すと、配偶者は「逃亡」し、やがて自分の殻に閉じこもってしまいます。そして、追い込まれた配偶者は最終的には配偶者との関係を閉ざしてしまい、結婚生活を維持していくことが困難な状況に陥ってしまいます。

2.結婚生活を成功させる7つの原則

ゴットマンは結婚生活を継続するためには以下のことが大事だと言っています。

1.お互いのことを知る

配偶者の夢や希望、悩みや心配事、不満など、配偶者を愛するためには第一に配偶者のことをよく知ることが大事だと言われてます。そのためには、よくコミュニケーションをとる必要があると思います。

2.思いやりと感謝の気持ちを持つ

お互いに批判や侮辱、言い訳が多いとしても、配偶者を思いやり、感謝の気持ちを持つことが大事です。そのためには、「配偶者の好きな点を考え、それを形にしたり、結婚するまでの思い出をふり返る」、そのような作業が愛情を深める一つの方法だと思います。そして、何よりお互いの家事や仕事に対して毎日、感謝の気持ちを忘れないことが大事だと思います。

3.正面から向き合う

日常生活の些細な出来事にも真剣に向き合い、恋人時代に戻ったつもりで、「こころ」の交流を図ることが大事だと言われてます。男性はアドバイスをしたがりますが、聞き手は配偶者を理解し、配偶者のストレスを和らげる会話を心がけることが大事です。
ポイントとしては

(1)配偶者の話を真剣に聴く
(2)理解している事を伝える
(3)配偶者を支持する
(4)感情を共有する
ことです。

4.パートナーの意見を尊重する。

一般的には、妻より夫は配偶者の意見を聞き入れる余裕がないと言われています。口論や言い争いになると、多くの夫が「批判」「侮辱」「言い訳」「逃亡」の危険因子で対応しがちになります。逆の夫婦もあると思いますが、要はお互いが少し相手の意見も尊重する気持ちを持ち合わせることが大事ではないかと思います。

5.夫婦で解決できる問題に取り組む

夫婦間の問題は「解決できる問題」と「未解決のまま残された問題」の二つに分けることができます。「未解決のまま残された問題」は、いつも口論や言い争いの話題となる問題で、なかなか解決策のないような問題です。例えば、妻は休日には家族揃って食事をしたいと思っているが、夫は休日はゴルフで夕食にも間に合わない場合など、夫婦で話し合っても、なかなか結論がでません。いつも話し合うたびに喧嘩になったりします。

そのような場合、まずは、「解決できる問題」から先に話し合いをすることが大事です。その場合、穏やかに、興奮を鎮め、時には妥協し、配偶者の失敗を許すことが大事だと言われてます。

6.夫婦で乗り切る

「未解決のまま残された問題」については、お互いの信念に根ざした問題であるだけに、お互い譲り合うことができずに険悪なムードになることも多いと思います。そのような場合、お互いが、なぜこだわるのか、その原因の根源を知ることから始めてはいかがでしょうか?問題をすぐに解決しようとするのではなく、問題を生み出している背景について、夢や希望に沿って、お互いを知り合う事から始めます。そして、時にはお互いに譲歩することも大事ではないかと思います。

7.夫婦の人生の意義を共有する。

夫婦で生活する事が、夫婦にとって幸福であるためには、夫婦で一緒にいるだけでは不十分です。夫婦間に、わかち合える人生の意義を共有することが必要です。それは、夫婦が創り出した、夫婦だけの習慣や儀式、そして日常生活のスタイルそのものです。

3.夫婦関係修復のポイント

離婚するべきか?このまま我慢したほうがいいのか?思い悩む時期は誰にでもあることだと思います。
離婚か婚姻継続か迷った時に、子どもや家族が離婚に反対ならば、関係修復の道を考えてみることも一つの選択です。修復できるチャンスがあるのに、お互い意地を張り合って、簡単に離婚の道を選んだとすると、後悔の元になります。以下のような場合でしたら、まだ、関係修復のチャンスはあると思います

【関係修復が見込める場合】

(1)金銭的に生活が成り立っている。
(2)浮気をしていても家に帰ってくる。
(3)本気の浮気ではない。
(4)子どもを大切にしている。
(5)暴力は振るわない。
(6)相手の身近な人が味方になってくれる。


借金や浮気など生活のなかで起きたことは、一時的なことかもしれません。長い結婚生活のなかで、常にお互いが好意的な状態を維持するのは困難なことだと思います。

しかし、その困難を乗り越えることで、また愛情が深まることもあります。

【夫婦の仲を修復するためにできること】

(1)相手を認める努力をする。
(2)相手のいいところを見ようとする。
(3)お互いの欠点を認め、受け止める努力をする。
(4)帰宅時間を早める。
(5)家事を手伝う。
(6)話し方を変える。話をよく聴く。
(7)浮気をやめる。

以上の点に心当たりがある人は、まずはできるところから始めてみてはいかがでしょうか。司法書士法人リーガルシップでは、関係修復のため、離婚カウンセラーによるカウンセリングも行っています。

4 浮気・不倫への対処

(1)浮気の理由

浮気や不倫は離婚原因としては、性格の不一致に次ぎ二番目に多くなってます。人はなぜ浮気をするのか?その原因は人によって様々だと思いますが、一番多いのが結婚生活への不満ではないかと思われます。この傾向は、夫より妻のほうが顕著に表れているデータもあります。つまり、夫より妻のほうが結婚生活に不満を持つと浮気をしやすいようです。また、性生活の不満が高いほど浮気の可能性が高まるとのデータもあるようです。この傾向は、妻より夫のほうが顕著に表れているようです。つまり、妻より夫のほうが性生活に不満を持つと浮気をしやすいようです。

(2)浮気とは何か

どのような行為が浮気となるかについては、浮気に対する考え方に個人差があり一概には言えません。人によっては、二人で会ったり、食事をするだけでも浮気と感じる人もいることでしょう。自分は浮気と思っていなくても、相手が不快と感じることは浮気となる場合もありますので注意が必要です。ただし、民法上の離婚原因としては、不貞行為があったときを離婚事由として規定していますので、配偶者以外の異性との性的関係があったことが離婚の要件の一つになります。

(3)浮気への対処

【関係修復の見込みがある場合】

配偶者の浮気は、今後の結婚生活に何らかの影響を及ぼすことと思います。しかし、ただ、許せないからと言って、すぐに離婚だと騒ぎ立てるのも少し短絡的かもしれません。まだ、相手が浮気を止めれば関係修復ができる見込みがある場合であれば、どうやって浮気を止めさせたらいいのか考えたほうが、幸福な人生を送れる可能性が高いと思われます。

そのためには、逆上することなく、静かに話し合うことが大切ではないかと思います。そして、お互いの配偶者としての存在意義、なぜこの相手と結婚したのか、この相手の価値は何か、しっかりと見つめ直し、お互い反省すべきところは反省し、改善していこうという気構えが大事ではないかと思います。

しかし、どうしても関係修復は不可能だと判断された場合は、離婚へ向けて準備していく必要もあります。

【離婚すると決めたら】

浮気の程度からして、どうしても相手のことが許せず、このまま結婚生活を継続しても幸福な人生は送れないと判断された場合は、離婚も視野に入れる必要があります。浮気(不貞行為)は、民法では離婚の原因として認められています。

しかし、一回限りの不貞行為や証拠が乏しい場合は、裁判となっても離婚が認められない場合もありますので注意が必要です。特に、以下のような場合は、婚姻の継続が相当であると判断される場合もありますので、離婚を決めた方は探偵社を利用するなどして、証拠を用意周到に準備する必要があります。

ア、不貞行為によって婚姻関係が破綻したとは言えず、回復の可能性がある場合
イ、離婚請求した側に、婚姻破綻の責任がある場合
ウ、離婚の成立が夫婦双方の利益、または未成年の子の利益のために好ましくないと判断される場合 など
※慰謝料や財産分与などについて、相手との交渉を有利に進めたい方は、十分な証拠を用意されることをおすすめします。

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