令和2年1月25日の日経新聞に ”スマホ決済 気づけば借金” という記事が掲載されました。 多重債務者が再び増え始めている、というのです。多重債務者とは、政府のとらえ方によると、3つ以上の業者から無担保ローンを借りている人のことで、平成22年度に融資額に規制ができてからは年々減少していたのですが、近年では増加基調に転じているそうです。
以前は、生活に困った人が複数の貸金業者から借入をして返済に行き詰ることが多かったのですが、近年では様相が異なり、若い世代が少額の借り入れを繰り返し、気づいた時には借金が膨らんでいる! という事態に陥るもので、そのきっかけは、なんと、スマホによる買い物なんだそうです!!
最初は、電子商取引(EC)のポイント目当てでクレジットカードを作り、スマホにひも付けてコンビニなどでQRコード決済をする。また、光熱費などの生活費をカードの 「リボ払い」 で分割して支払い、返済日にお金がないとスマホで借金をする…記事では、カードも含めた債務が200万円を超えるケースが典型的、と書かれていました!
多重債務の相談に乗っているある機関では、20代からの相談が増えているそうです。スマホアプリに力を入れる消費者金融が多くなり、ネットからの借り入れも利用しやすくなっています。更に、キャッシュレス決済の普及で、使いこなせているのが20代の若者が一番多い…ということでしょうか…
なにはともあれ、この記事は、これからの長い人生を生きる若者が、気づかないうちに多額の借金を抱えるリスクにさらされている、と伝えています。スマホ決済を利用する時は、先のことをしっかり考えて使うべき…!?
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